重要な書類を郵送するとき、「簡易書留で送ってください」と言われることがあります。
ですが、初めて利用する方の中には「封筒は普通のものでいいの?」「特別な封筒を用意しないといけないの?」と迷ってしまう方も多いのではないでしょうか。
結論からいうと、簡易書留は基本的にどんな封筒でも利用できます。
ただし、封筒の選び方を間違えると、郵送中に破れてしまったり、思わぬトラブルにつながることもあるため注意が必要です。
この記事では、簡易書留で使える封筒の条件やNGな封筒の特徴、送り方の手順までを解説します。
簡易書留の封筒はなんでもいい?知っておきたい基本ルール

簡易書留を利用する際、最初に気になるのが「封筒の種類」です。
実は簡易書留は特別な封筒が必要なサービスではありません。
ここでは、封筒の基本ルールについて解説していきます。
簡易書留は「封筒の種類」ではなく郵送方法
簡易書留とは、郵便物の配送状況を追跡でき、受取時に受領印が必要になる郵送サービスのことです。
つまり、簡易書留というのは封筒の種類ではなく、郵便の送り方の一つという位置づけになります。
そのため、特別に「簡易書留専用封筒」を用意する必要はありません。
一般的に市販されている茶封筒や白封筒でも問題なく利用できます。
郵便局の窓口で「簡易書留で送りたい」と伝えることで、その郵便物が簡易書留として扱われる仕組みです。
ただし、中身の安全を守るためには、封筒の状態や強度などにも少し気を配ることが大切です。
普通の茶封筒や白封筒でも送れる理由
簡易書留では、郵便局側が配送記録を管理し、配達時に受領印をもらう仕組みになっています。
そのため、封筒自体に特別な機能が必要なわけではありません。
例えば、履歴書を送るときによく使われる角形2号の茶封筒や、書類を送る長形3号の白封筒など、一般的な封筒で問題なく利用できます。
郵便局の窓口で受付を行う際に、郵便物に追跡番号が付与されるため、封筒の種類が配送管理に影響することはありません。
ただし、封筒が破れやすい素材だったり、透けて中身が見えてしまうようなものは避けたほうが安心です。
簡易書留は大切な書類を送ることが多い郵送方法なので、見た目だけでなく安全性も意識して封筒を選ぶとよいでしょう。
簡易書留で使える封筒の条件とは?失敗しないための4つのポイント

封筒は基本的に自由に選べるとはいえ、安心して郵送するためにはいくつかの条件を満たしていることが大切です。
ここでは、簡易書留で利用する際に確認しておきたい封筒のポイントを紹介します。
定形・定形外どちらの封筒でも利用できる
簡易書留は、定形郵便でも定形外郵便でも利用することができます。つまり、封筒のサイズによって利用できないということはありません。
例えば、履歴書を送るときによく使われる角形2号の封筒は定形外郵便になりますが、簡易書留として送ることが可能です。また、長形3号の封筒であれば定形郵便として扱われます。
封筒のサイズは送る内容物によって選べば問題ありません。書類が折れないようにしたい場合は大きめの封筒を選ぶなど、用途に合わせてサイズを決めるとよいでしょう。
封がしっかり閉じていることが重要
簡易書留で送る郵便物は、封がしっかり閉じている必要があります。
配送中に封が開いてしまうと、中身の紛失や破損につながる可能性があるためです。
封筒のフラップ部分には、のり付きタイプやテープ付きタイプがあります。これらをしっかり貼り付けることで、配送中に封が開くリスクを減らすことができます。
さらに安心したい場合は、封を閉じたあとにセロハンテープやガムテープで補強する方法もあります。特に厚みのある書類を送る場合は、封が開かないようしっかり固定しておくと安心です。
中身が透けない封筒を選ぶ
重要な書類や証明書などを送る場合は、中身が透けない封筒を選ぶことが大切です。
薄い封筒の場合、光にかざすと内容物が見えてしまうことがあります。
個人情報が書かれた書類が外から見える状態だと、トラブルの原因になる可能性もあります。
特に履歴書や契約書などを送る場合は、厚手の封筒を選ぶと安心です。
最近では、内側に模様が印刷されていて中身が見えにくい封筒も多く販売されています。こうしたタイプを利用すると、より安全に郵送することができます。
破れにくく丈夫な封筒を使う
郵送中のトラブルを防ぐためには、封筒の強度も重要なポイントです。薄い封筒の場合、配送の途中で破れてしまう可能性があります。
特に書類が複数枚入っている場合や、少し厚みのあるものを送る場合は、厚手の封筒を選ぶと安心です。
文房具店や郵便局では、書類郵送用の丈夫な封筒が販売されています。
また、折り曲げたくない書類を送る場合は、厚紙タイプの封筒やクッション封筒を利用するのもおすすめです。
現金書留で使用するには注意したい封筒の特徴

封筒は基本的に自由に選べるとはいえ、避けたほうがよい封筒もあります。ここでは、簡易書留で使用するとトラブルにつながりやすい封筒の特徴を紹介します。
再利用して傷んでいる封筒
一度使った封筒を再利用すること自体は禁止されているわけではありませんが、傷んでいる封筒は避けたほうがよいでしょう。
折れや破れがある封筒は、配送中にさらに破損する可能性があります。また、見た目がよくないため、受け取る相手に失礼な印象を与えてしまうこともあります。
大切な書類を送る場合は、新しい封筒を用意するのがおすすめです。
サイズが極端に小さい封筒
中身に対して封筒が小さすぎると、無理に押し込むことになり封が閉まりにくくなります。その結果、配送中に封が開くリスクが高くなります。
書類を送る場合は、余裕のあるサイズの封筒を選びましょう。
書類が折れないサイズを選ぶことで、内容物をきれいな状態で届けることができます。
装飾が多く郵便物と分かりにくい封筒
派手なデザインや装飾が多い封筒は、郵便物として分かりにくい場合があります。
郵便物として適切に扱われない可能性があるため、できるだけシンプルな封筒を選ぶのがおすすめです。
特にビジネス用途で送る場合は、白封筒や茶封筒など落ち着いたデザインの封筒を使うと安心です。
簡易書留の送り方|郵便局での手続きの流れ

簡易書留は、通常の郵便とは少し手続きが異なり、ポストに投函するのではなく、必ず郵便局の窓口で手続きを行う必要があります。
ここでは、実際の手続きの流れを分かりやすく紹介します。
封筒と中身を準備する
まずは送る書類や品物を封筒に入れて準備します。
中身を入れたあと、封筒のフラップ部分をしっかりと貼り付け、配送中に開かないようにしておきましょう。
また、宛名と差出人の住所も事前に記入しておくと、郵便局での手続きがスムーズになります。
郵便局窓口で簡易書留を依頼する
封筒の準備ができたら、郵便局の窓口へ持っていきます。
窓口の担当者に「簡易書留で送りたい」と伝えると、簡易書留の手続きを進めてもらえます。
簡易書留はポスト投函では利用できないため、必ず窓口で受付をしてもらう必要があります。
窓口では郵便物の重さやサイズを確認し、通常の郵便料金に加えて簡易書留料金を計算します。
特別な手続きが必要なように感じるかもしれませんが、実際は数分程度で完了することがほとんどです。初めてでも難しい作業はないので、安心して利用できます。
差出票を記入する
簡易書留では「差出票(さしだしひょう)」という用紙に必要事項を記入します。
ここには、送り先の住所や名前、差出人の情報などを記入します。
この情報は配送記録の管理に使用されるため、正確に書くことが大切です。
差出票の記入はそれほど難しくなく、窓口で分からない部分があれば職員の方が教えてくれることも多いです。
料金を支払う
差出票の記入が終わると、郵便料金を支払います。
簡易書留の料金は「通常の郵便料金+簡易書留料金」という仕組みになっています。
封筒のサイズや重さによって郵便料金が変わるため、窓口で確認してもらうと安心です。
受領証を受け取る
手続きが完了すると、「受領証」と呼ばれる控えを受け取ります。
この受領証には追跡番号が記載されており、配送状況を確認する際に必要になります。
郵便物が相手に届いたか確認したい場合や、万が一トラブルが起きた場合にも重要な証明になるため、郵便物が届くまでは大切に保管しておきましょう。
追跡サービスで配送状況を確認する
簡易書留では、追跡サービスを利用して配送状況を確認することができます。受領証に記載されている追跡番号を、日本郵便の追跡サービスページに入力することで、現在どこに郵便物があるのかを確認できます。
「今どこまで届いているのか」「相手に配達されたのか」といった情報を確認できるため、大切な書類を送るときでも安心です。
簡易書留を使うメリット

簡易書留は、通常の郵便よりも安心して郵送できるサービスです。
特に大切な書類や重要な書面を送るときに利用されることが多く、ビジネスシーンでもよく使われています。ここでは、簡易書留を利用する主なメリットを紹介します。
追跡サービスで配送状況が確認できる
簡易書留の大きな特徴の一つが、郵便物の追跡ができる点です。
発送後に発行される追跡番号を使うことで、日本郵便の追跡サービスから配送状況を確認することができます。
例えば「郵便物が今どこにあるのか」「配達が完了しているのか」といった情報を確認できるため、大切な書類を送る場合でも安心感があります。
普通郵便の場合は配送状況を確認できないため、紛失の不安を感じることもありますが、簡易書留であればそのような心配を減らすことができます。
受領印で確実に届けられる
簡易書留では、配達時に受取人の受領印またはサインが必要になります。
そのため、ポストに投函される通常郵便とは異なり、確実に相手に手渡しされる仕組みになっています。
この仕組みによって、「ポストから郵便物が盗まれてしまう」「誰かに持っていかれてしまう」といったトラブルを防ぐことができます。
重要書類を送る際には、こうした受領確認がある郵送方法を選ぶことで、より安全に郵送することができます。
万が一の補償が受けられる
簡易書留には、万が一郵便物が紛失したり破損したりした場合の補償制度があります。
普通郵便では基本的に補償がありませんが、簡易書留では一定額までの補償を受けることができます。
大切な書類や重要な書面を送る際には、こうした補償があることで安心して郵送することができます。
特にビジネス書類や手続き書類など、紛失すると困る郵便物を送る場合には、簡易書留を利用するメリットは大きいといえるでしょう。
簡易書留を利用するときの注意点

便利で安心な簡易書留ですが、利用する際にはいくつか注意しておきたいポイントがあります。
ポスト投函はできない
簡易書留は、通常の郵便のようにポストへ投函することはできません。
必ず郵便局の窓口で手続きを行う必要があります。
簡易書留で送りたい場合は、必ず郵便局の窓口に持っていくようにしましょう。
コンビニでは発送できない
簡易書留は、コンビニから発送することはできません。
コンビニでは宅配便の受付は行っていますが、簡易書留のような郵便サービスの受付は基本的に対応していないためです。
そのため、簡易書留を利用する場合は郵便局へ行く必要があります。
郵便局の営業時間を事前に確認しておくと、スムーズに手続きを進めることができます。
仕事帰りなどに利用する場合は、夜間窓口がある郵便局を探しておくと便利です。
現金は送れない
簡易書留では現金を送ることはできません。
現金を郵送する場合は「現金書留」という専用のサービスを利用する必要があります。
現金書留は専用封筒を使って送る仕組みになっており、補償内容も異なります。
簡易書留はあくまで書類などを安全に送るためのサービスなので、現金を送る場合は間違えないよう注意しましょう。
まとめ|簡易書留の封筒選びで失敗しないポイント

簡易書留の封筒は、基本的にどんな封筒でも利用することができます。
専用の封筒を用意する必要はなく、一般的な茶封筒や白封筒でも問題ありません。
ただし、封がしっかり閉じることや、中身が透けないこと、破れにくい丈夫な封筒を選ぶことなど、いくつかのポイントを意識することが大切です。
重要な書類を送ることが多い郵送方法だからこそ、封筒選びにも少し気を配ると安心です。
初めて簡易書留を利用する方は、今回紹介したポイントを参考にしながら封筒を選んでみてください。そうすることで、大切な郵便物を安心して相手に届けることができます。
